Creality K1のフィラメント送り

最初の話題はこちら。製品が出たばかりということもあって、日本語だとほぼ情報が無いので書いていく。
Creality K1の外観(後ろの漫画は自分の最近の推しである伊藤勢のニルヴァーナパニック)

こちらが問題のCreality K1。
いかにも「僕完璧です」みたいな見た目をしているが、これが結構な問題児。
発売は今年の6月頭。価格は購入先にもよるがおおむね8万円台半ば。
上記機種として印刷範囲の広いK1 MAXが存在する。こちらはまだ国内未発売のはず。
スペックとかはその辺りのまとめサイトに出ているのでそちらを見てほしい。

”問題のエクストルーダー周り(すみません改造後の姿です)

筐体や機能的にはとても良くできており、従来の家庭用FDM機では考えられないようなスピードで印刷をこなしてくれるのだが、どうにもいくつか問題があって、今回はそのうちの一つ、エクストルーダー(のフィラメント送り)について説明していく。

こいつのエクストルーダーはダイレクト式を採用していてフィラメントが垂れて出力品に糸が張ってしまうのを防いでいるのだが、エクストルーダーまでフィラメントを導くPTFEチューブの配置がかなり無理をしている。
このため、フィラメントの装てんがやけに硬く、その上むりやり装てんしようとするとPTFEチューブがエクストルーダーから抜けてしまったりするのだ。
もちろん、この問題は海外でも話題になっていて、海外有志によりすでに解決方法が発見されている。今回、その対策を実施したのが上の写真だ。
対策法を簡単にまとめると下の通り。
【対策法】
・エクストルーダーにPTFEチューブが接続する部分に部品を取り付け、チューブの折れを緩やかにする。
自分はこのサイトの部品を使用した:https://www.printables.com/it/model/512958-guide-ptfe-tube-creality-k1
・ケーブルガイドからPTFEチューブを引っこ抜く(PTFEチューブには抜けないようロックがかかっているが、フィラメントで押されて抜けてしまうぐらいヘボいので、ちょっと引っ張ればエクストルーダーから抜ける。てかなんでケーブルガイドにPTFEチューブを詰めたんだ。)
・PTFEチューブが暴れないようケーブルガイドに固定する(結束バンドでも良いとは思う。あまり止めすぎるとPTFEチューブの曲がりがきつくなってしまうので、真ん中1か所ぐらいでいい。)
・PTFEチューブが天板に干渉してしまうので、嵩上げをする
自分はこのサイトの部品を使用した:https://www.printables.com/model/496074-creality-k1-riser

”追加パーツの取り付け作業のためには赤色矢印で指しているボルト1本を外す必要がある。ケーブルガイドを固定しているだけなので心配しなくて良い。フィラメントの抜き差し時には青色矢印で指しているロックを解除する必要があるので注意。”

”天板をリフトアップした様子。強度は落ちるが、上の通りフィラメントの抜き差しでエクストルーダー上部のロックを解除する必要があるので、この機種で上にもう一台重ねることはないだろう。”

他にもこの機種はちょっと問題があるが、性能は高いし付属のソフトも結構良いので、3Dプリンターに少し経験がある人にはぜひおすすめしたい。(なお、お金に多少余裕のある初心者の方はFlashFrogeのプリンターを買うことを自分はお勧めしている)

【他の問題点(これらも解決のために部品を発注しているので、それらが来たら記事を書く予定)
・ノズルが真鍮製なのでカーボン入りフィラメントが使えない(今時この価格帯で真鍮ノズルは時代遅れでは?純正オプションのノズルもあるが自分はサードパーティー製を用意している)
・ベッドがツルツルでスティックのりが無いとまともに出力できない(出力品の綺麗さを優先したのだろうか。Ender-5 S1のPEIベッドが使えると噂を聞いたのでそちらを用意している)
・ファンがうるさい(これはどうしようもない)
・若干バグっぽい(印刷前のキャリブレーション中にノズルの温度を上げて全力で冷やす動作がある。必要かこれ?)

→チューブ周りや天板のかさ増し、ケーブルチェーンの長さ調整など対策をまとめました:https://ohyohyohyoo2011.blogspot.com/2023/07/creality-k1capricorn.html

次回更新をお楽しみに。

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